*Tips 「30日でできる!OS自作入門」でOSを作るうえで役にたちそうなこととかをメモしています。 **qemuをバージョンアップしよう 本の中では、qemuのせいで実機とは違って正しくない動きをするものがいくつかありましたが、WindowsNT/2000/XPの環境では、qemuをバージョンアップすることによって次の2つが解消されます。 -14日目の「キー入力(2)」にて、日本語キーボードのサポートが不十分だった件 -25日目の「BEEPサウンド」にて、音が鳴らない件。 qemu最新版は、QEMU on Windowsのページ(http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/index-ja.html)で配布されています。ダウンロードできるものがたくさんありますが、最初の方にある「実行パッケージ」をダウンロードしてください。 パッケージを解凍したら、次のファイルを切り取り、tolset\qemuを開いて、上書き貼り付けします。 -qemu.exe -bios.bin -vgabios.bin -vgabios-cirrus.bin -SDL.dll -fmod.dll 次に、テキストエディタでMakefileを開いて、 qemu.exe -L . -m 32 -localtime -std-vga -fda fdimage0.bin の1行を次のように書き換えます(-soundhw allを追加)。 qemu.exe -L . -m 32 -localtime -soundhw all -std-vga -fda fdimage0.bin これで、今まで入力できなかったキーが入力できるようになり、ビープも鳴るようになります。ただし、ビープは少しずれて再生されるようなので、そこは我慢です。